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このページでは目黒区の狭小住宅の施工事例と、狭小住宅のメリット・デメリット、狭小住宅を広く見せる5つのポイントについて説明しています。
ここでは、目黒区周辺の工務店・ビルダーで、実際に目黒区に狭小住宅を建てている会社の施工事例をいくつか紹介します。狭小住宅を視野に入れている人は参考にしてみてください。
※Googleで「目黒 狭小住宅」と検索して公式サイトが上位表示された、目黒区の事例が確認できる会社を選定しました。(2024年7月時点)
「木の雰囲気に包まれた広々とした空間」をテーマにした北欧モダン住宅。
「たっぷり収納できるスペースが欲しい」という施主の要望で、玄関横には大きなシューズクロークを設置。使いやすい棚になる工夫がされています。
2階すべてをLDKにして、ゆったりとした暮らしを楽しめるよう、間接照明を使用し、プライベート感のあるバルコニーをもうけられています。
SE構法を採用しているため、室内に柱を設ける必要がなく、広々としたリビングを実現しているのが大きな魅力。
北欧テイストが好みの施主のため、白を基調とした室内に、アクセントでタイルや、ブルーグレーのクロスを取り入れることで、北欧の雰囲気を演出しています。
道路に面している1階は、プライバシーをしっかり確保するため窓は設置していませんが、自然光を取り入れる小窓が壁面上部に横長に設置。十分に彩光できる設計がされています。
目黒区にある狭小住宅で、1階が主寝室、2階がLDKと水回り、3階が子供部屋となっています。
間口4m、奥行き10m、敷地に段差があるという難易度の高い狭小地に建てられたこの住まいは、1階部分を半地下にし、2階のリビングには手摺壁を高くしたバルコニーと吹抜けを設けることで、面積以上に広く感じられるよう計画しました。さらに、3階への階段は跳ね出し階段とスチール手摺を用いて、吹抜け空間に軽量感を演出しています。
フローリングに関しては、1階と3階には間伐材である杉の集成材を使用し、シャープな印象と空間の奥行きを感じさせ、2階にはタモの集成材を使用して優しい印象を与えています。
また、都心の狭小地特有の高度斜線に沿った傾斜天井を収納に活用し、お子様の秘密基地のような楽しい雰囲気を作り出しました。
東京都目黒区に位置する21坪の狭小住宅で、シンプルでコンパクトな設計が特徴です。
この住宅は、敷地の制約を逆手に取り、吹き抜けを中心に据えた開放感のある空間を実現しています。建物のデザインはシンプルながらもモダンで、外観はホワイトとグレーを基調とした落ち着いた色合いでまとめられています。
内部は、自然光を最大限に取り入れるために大きな窓が配置されており、明るく快適な居住空間が広がっています。さらには、各フロアの配置や収納スペースを工夫し、限られたスペースを有効活用できるよう設計されています。
この施工事例は、目黒区に建てられた18坪の狭小住宅で、地下1階・地上2階の構造となっています。
リビングには大きな吹き抜けがあり、自然光がたっぷり入ることで風通しも良く快適に過ごせます。素材には大理石やパイン材が使われ、内装は珪藻土の壁で仕上げられ、快適さと高級感が両立されています。浴室にはトップライトがあり、緑に囲まれた贅沢な空間が広がり、夜空も楽しめる設計です。
外観は白を基調にし、鉄扉の玄関ドアをアクセントとしています。夜は植栽が幻想的な雰囲気を演出します。
目黒区にある14坪の狭小住宅で、吹き抜けのリビングとロフトが特徴的です。大きな窓やロフト部分からの採光で、明るく開放的なリビングが実現されています。
外観は優しい色の外壁と高級感が漂うデザイン。リビングから続くウッドデッキではプライベートな屋外空間としてバーベキューなどを楽しめます。内部は白を基調にオーク材の床や木材のカウンターなど、ナチュラルで清潔感のある雰囲気に仕上がっています。
こちらは、東京都目黒区に位置する47.58㎡(14坪)の狭小住宅です。
敷地の間口は約3.5m、奥行きは約13.5mあり、「うなぎの寝床地」と呼ばれる形状に設計されています。幅2.5mの建物内部には、通路のように配置された収納スペースやスタディスペースが設けられています。この変形地の特徴を活かし、工夫を凝らしたデザインが特徴です。
間口の狭い敷地に建てられた住宅です。大型車の駐車スペースを確保し、法的な条件を満たしつつ、最大限の建物ボリュームを実現しました。限られた間口を有効に活用するため、住戸と車庫の動線の干渉を避ける工夫として、住戸へのアクセスを外部階段にしました。
内部は、階段と一体化した玄関土間を中心に、リビングとダイニングをセパレートに構成しています。階段上部に設けたトップライトから光を取り入れるため、踏板にはスチールパンチングメタルを採用しています。
また、愛犬のために玄関には散歩後の足洗い場を設け、クローゼット下部をケージスペースとして活用しました。さらに、キッチンへの侵入を防ぐ扉や、階段の昇降を防止する柵も設置し、愛犬と快適に暮らすための設備が充実しています。
こちらはSE構法を用いた3階建て住宅です。特徴的な外観はシースルーのバルコニーによって軽やかな印象を与えています。内部は、広々としたリビング・ダイニング・キッチン(LDK)があり、採光性を重視した設計です。
個室も多くの収納スペースが確保され、特にロフトや階段下の収納が効果的に利用されています。また、サニタリーエリアも機能的で、全体的にモダンで快適な居住空間が広がっています。
モノトーンでシャープな外観が特徴的なロフト付きの木造2階建てです。玄関には大型の下足収納が設けられ、1階はホワイトに濃色の建具を合わせて引き締まった空間となっています。床まで届く大きなFIX窓が豊富な採光を確保し、明るさと開放感を与えています。
2階のリビングは吹き抜けで明るく開放的であり、キッチンの奥には洗面浴室が配置され効率的な家事導線となっています。オープンカウンターのキッチンからは高窓から光が差し込み、明るく快適な空間を演出しています。リビングを見渡せる位置にロフトが配され、多目的に活用できるスペースとして重宝します。
都内の土地で見かける機会の多い狭小住宅ですが、そもそも狭小住宅とはなんでしょうか。簡単に説明すると、「狭くて小さな土地(狭小地)に建てられた」住宅のことを指します。
一般的には、約15坪、50平方メートル以下の土地に建てられた住宅です。ただ、明確な定義はありません。ペンシルハウスとも呼ばれています。
住宅地の開発が古くから進んでいる目黒区は空いている土地が少なく、土地の価格も23区内で見ても高水準。目黒区で家を建てようと考えた時、狭小住宅に対応している住宅会社を選ぶと、選択肢の幅が広がります。
狭小住宅はその特性上、いくつかのメリットがあります。
第一に、土地が小さいので、土地代が安く済みます。土地が狭すぎて、土地を建てる制約があるなどの理由で土地単価が安く設定されている場合もあります。なので、限られた予算で家を建てたいコストパフォーマンス重視型の人にはおすすめです。
第二に、土地にかかる諸々の費用も安く抑えられます。「申請費用」「登記費用」などは土地の面積に応じて変わりますし、建てた後の「固定資産税」「都市計画税」も土地の面積から決められるので、税金が安くなる場合があります。
第三に、都心という憧れの土地に、マイホームを建てることも夢ではなくなります。地方と同じ大きさの家だと難しくなりますが、狭小住宅ならば手の届く予算で可能です。条件さえ合えば、都心のマンションよりも安く済むこともあります。
第四に、コンパクトに設計される狭小住宅だからこそ、デザイン性の高い家づくりができます。住宅も日夜進化し続けていますから、ハウスメーカーや工務店も、狭さや暑さ、寒さに対応するプランを提案してくれるでしょう。
様々なメリットのある狭小住宅ですが、気をつけた方が良い点もいくつかあります。
まず、建築費用が高くなる可能性があります。土地代を安く抑えたものの、狭い空間を有効活用するため色々な工夫を凝らした結果、建築費がかさんでしまうのです。
次に、狭小住宅は3階建てとなることがほとんどです。そうすると、上下階の行き来が多くなってしまいがち。生活動線をきちんと考えて設計しないと生活しづらい場合があります。
さらに、施工業者によっては、敷地による制限があります。具体的には、例えば2トントラックが敷地に入れるかどうか、といった具合です。敷地が狭いと工事が難しくなりますので、工事日数が多くかかってしまうこともあります。
狭小住宅は普通の一戸建てに住み慣れている人からすると狭くて小さいだけの住宅に見えますが、土地代などの費用を安く抑えつつ、都心に一戸建てを建てる手段として現実的な選択です。敷地を有効活用すれば、デザイン性と快適性を備えた住まいにすることも可能です。
狭小地だからと言って、必ずしも住みにくいとは限りません。デザインによっては室内を広く見せ、より快適に住むことができるのです。狭小地に家を建てる際に参考にしてほしい、広く見みせるポイントをいくつかご紹介いたします。
狭小地の家にまずおすすめしたいのが、大きな窓を作ること。部屋の一部分を全面ガラス張りにしてしまってもいいくらいです。窓が大きいと自然光が入りやすくなり、狭い室内で薄暗く圧迫感がある…という事態を避けられます。
また、目の前の風景が大きな道や公園などの場合、目の前に広がりが生まれ、室内の狭さを感じることなく過ごすことができるでしょう。
大きな窓の他にもところどころに小さな窓をたくさんとりつけ、できるだけ自然光や外の景色を取り入れられるようにしておくことをおすすめします。
廊下や仕切りがあると、その分部屋のスペースが小さくなり、住みにくくなってしまいます。狭小地を目一杯活用するためには廊下や仕切りなど、省けるスペースを省くデザインにしましょう。
キッチンの中に階段がある、子供部屋はドアを取り付けず目の届くようにするなど、住みやすいだけでなく快適で安心な環境を整えることもできます。
部屋数を少なくするために、スキップフロアを取り入れるのもおすすめです。スキップフロアとは、空間の中に段差をつけてスペースを分けるという方法です。仕切りが必要ないのに空間を分けられるので、狭小地のデザインにはぴったりです。
リビングより数段上のところに子供の遊ぶスペースを作ったり、寝室にしてしまったりすることで、新たな部屋を作らなくても済みます。
天井の高さは、室内を広く見せるかどうかの重要な鍵を握っています。できるだけ高さを取って、室内を広々見せる工夫をしましょう。デザインによっては、1階、2階を吹き抜けにしてしまうのも一つの方法です。注文住宅をお考えの場合は、吹き抜けをぜひご検討ください。
2階部分は屋根裏まで利用してしっかり高さを演出できるようにするとよりいいでしょう。ものが多い場合は、ロフトなどを作って収納スペースを確保するのもおすすめです。
狭小地となると土地を目一杯室内のために使いたくなってしまいますが、ベランダも広々とデザインすることでむしろ室内を広く見せることができます。窓をあけていきなり隣家や公道が見えると狭苦しい印象になりますが、ベランダで少し間隔を開けることでゆとりのある空間に早変わり。
ベランダの床部分の素材や手すりを室内の床と同じような素材にしてウッドデッキのような雰囲気にすると、室内とベランダに一体感も生まれ、より広々とした印象にしてくれます。
狭小地で頭を悩ませる原因の一つが収納スペースですよね。各部屋に収納スペースを作ってしまうと、快適な広々とした空間からは遠ざかってしまいます。
そのため、狭小地ではデットスペースを有効活用した収納を心がけることが大切です。まずは階段下。かなり大きな収納スペースを作ることができます。階段の作りによっては憧れのウォークインクローゼットを作れるかもしれません。
さらに地下が使えるなら地下を収納スペースにしてしまいましょう!食料や避難時の災害グッズなどを置いておくのにも活躍してくれますよ。
地下を収納スペースだけにするのはもったいないと思う方は、部屋にしてしまって書斎やシアタールームなど趣味の部屋にしてしまうのもおすすめ。狭さを感じずにのんびり優雅な時間を過ごすことができます。