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このページでは、目黒区の情報や交通アクセスについて紹介しています。
目黒区には、「住みたい街ランキング」上位常連である青葉台や自由が丘、中目黒など、住宅地として人気の高い街が数多くあります。どの街にも、おしゃれなレストランやカフェ、ブティックなどが集まっており、ハイセンスなイメージが強いエリアです。また、柿の木坂、碑文谷、八雲などの高級住宅地もあるため、おしゃれの一歩先、シックな雰囲気も漂わせています。
交通アクセスが良いことも大きな特徴です。渋谷から数キロという好立地、また、目黒区は電車の本数も多いため、夜遅くまで仕事をしてしまっても、電車の心配をする必要がありません。働く人にとって住みやすい街であると言えます。
しかし、目黒区が独身者向けの地域かというと、そうでもありません。春には桜が満開になる中目黒の目黒川沿いや、自由が丘にある約300mにわたってベンチが並べられた九品仏川緑道など、様々な世代が過ごせる憩いの場がありますし、下目黒にある広大な森公園、青葉台の西郷山公園、デイキャンプができる駒場野公園、ポニー園やこども動物広場、ボート乗り場など、家族で楽しめるスポットもたくさんあります。
北部エリアは渋谷区と世田谷区に隣接した古くからの高級住宅地です。東京大学の駒場キャンパスがあることでも有名です。
青葉台周辺は目黒区内で地価が高くなっています。渋谷駅まで徒歩15分程ですが落ち着いた街並みです。
京王井の頭線「駒場東大駅」、東急田園都市線「池尻大橋駅」が利用でき、渋谷や三軒茶屋へはひと駅です。
東部エリアは目黒川と桜並木が有名な自然を感じられる街並みの多いエリアです。雑誌などで多く取り上げられるようなインテリアショップや洋服屋、飲食店など、お洒落なお店が多くあります。目黒区役所もこのエリアにあります。
東急東横線と東京メトロ日比谷線が交わる「中目黒駅」から恵比寿までは歩いて15分ほどです。また品川区との区界にある「目黒駅」も利用でき、JR山手線・東急目黒線・東京メトロ南北線・都営三田線が乗り入れる接続駅となっているため交通アクセスは非常に良く、通勤や通学にも便利です。
中央部エリアは落ち着きのある住宅地で、新旧の良さを併せ持った街並みが魅力のエリアです。 東急東横線「祐天寺駅」「学芸大学駅」が利用できます。
東急東横線は東京メトロ副都心線が直通運転していて、東京方面へも横浜方面だけでなく埼玉和光市方面へもアクセスしやすい利便性の高い路線です。学芸大学から渋谷までは急行で6分です。
西部エリアの柿木坂や八雲周辺は都内でも有数の高級住宅街です。自然豊かな駒沢オリンピック公園もあります。特に大人の女性からの人気が高い自由が丘もこのエリアです。
東急東横線「都立大学駅」から渋谷までは電車で約10分程度です。東急目黒線と東急大井町線の交わる「自由が丘駅」「緑ヶ丘駅」、東急目黒線「大岡山駅」などが利用できます。
南部エリアは神社仏閣、教会が多くある地域でもあり、静けさの中に厳格な雰囲気が漂っています。時代と文化を感じられる街並みがあります。
東急目黒線「西小山駅」「洗足駅」を利用でき、目黒駅まで5~6分です。
目黒駅はJRをはじめ4路線が乗り入れており、バスの路線網も発達していて便利です。
行政面でも目黒区は活発な活動をしています。待機児童数縮小の取り組みを積極的に行っており、2014年から認可保育園の増設や小規模保育事業が開始されました。保育施設の定員数は増加傾向にあるため、幼い子どもの預け先に困るような地域ではないといえます。
また、子どもが小学生になっても安心です。各住区には小学校の数より多い区立学童保育クラブが設けられているため、共働き世帯に対する支援体制ができています。他にも、経験豊富な委員が対応してくれる「子ども相談室」が開設され、放課後や休校日でも子どもが安全に過ごすための居場所づくりや、見守り体制を充実させる取り組みを行っています。
さらに、広大な東京大学の駒場キャンパスや、先端科学技術研究センター、都立国際高校などの教育・研究施設が集まっている地域でもあるため、子どもが成長しても住みやすい環境が整っています。
細やかな行政サービスを届けるため、目黒区は22の「住区」に分割し、それぞれの住区に窓口を設けて地域密着型の街づくりを推進。そのため地域活動も活発で、相互に助け合うコミュニティができています。このような部分から、防犯・防災のレベルは高く、目黒区の犯罪認知件数の少なさは23区内の中でも常に上位をキープしています。
お金で買えない「安全・安心」が目黒区にはあるのです。独身者だけでなく、子育て家族にとっても魅力的な環境が整う目黒区は、しばらく人気の街、住みたい街ランキングの上位にいつづけるでしょう。
目黒区は、以下でご紹介するような子育てに関する公的支援が、非常に充実しています。
保育施設を利用している小学生未満の子どもが病気やケガをした時に、両親が仕事などの理由でベビーシッターを必要とした場合、利用料金の一部を助成してもらえます。目黒区に住所があり、ベビーシッター利用の前後1週間以内に医療機関を受診していることが条件です。
1日10時間までで、1時間最大1,000円の助成が受けられます。1時間の利用料金が1,000円未満の場合は、実費分の助成となります。助成には上限があり、子ども1人につき年度内で40,000円が上限金額です。
保護者が仕事や学業などの理由で子どもを保育施設に預ける必要があり、認可外の保育施設を利用した場合に費用の一部を助成してもらえる制度です。
助成対象には、いくつか条件があり、
などの条件を全て満たしている必要があります。
助成金額は、各世帯の所得金額により異なり、5,000円~50,000円となっています。
目黒区に住所がある私立幼稚園児には、3種類の補助金が設定されています。
入園料に対する補助金で、一回のみの支給です。一律60,000円が上限で、入園料が60,000円以下の場合は実費が支給されます。
月々支払う保育料や学納金に対する補助金です。このうち就園奨励費補助金は、子ども・子育て支援新制度に移行していない施設に通園している園児に対して支給されます。目黒区内の幼稚園である必要はありません。
補助金額は、所得や世帯の状況により異なります。
目黒区在住、または在学している児童が利用できる施設です。保護者が仕事などの理由で放課後に子どもの面倒を見ることができない場合に預かり、保育します。利用する子どもは、指導員の元でさまざまな行事や学習、体験を行なうことができます。
対象年齢は施設により異なりますが、小学1年生~3年生、または6年生までの児童が対象です。
月曜から土曜日の放課後や、夏休みなどの休校日に利用できます。月額はおやつ代を含めて8,000円~で、世帯状況により減額や免除も申請により可能です。
地域の中で子育てのサポートを行なっている組織です。子育ての支援を受けたい人と、支援をしたい人がそれぞれ会員登録を行ないます。
サポートを希望すると、協力会員によって保育施設や学校への子どもの送迎や、放課後などに一時預かりをしてもらえます。
また、利用できる時間は、協力会員が了承すれば自由に依頼できますが、協力会員が21時には帰宅できることが条件となっています。
保護者が病気やケガ、出産・出張などの理由で一時的に子どもの世話ができない時に、目黒区内の児童養護施設でショートステイさせることができます。
区内に住む3歳~小学6年生までの児童が対象で、一回につき7日以内、月一度までの利用が可能です。
また、育児不安などで子どもを一時的に預けたい場合も、相談に乗ってもらえます。状況の聞き取りなどを経て、必要と判断された場合は利用することができます。利用料は、1人につき1日3,000円で、生活保護世帯は無料です。
子どもの養育に関する手当には、以下のものがあります。
これらの手当には、それぞれ支給されるための条件があります。また、世帯の所得によっては支給されない場合があります。申請する際に、窓口で確認をしましょう。
目黒区内に住んでいて、健康保険に加入している子どもに対して、医療費の助成を行なう制度です。0歳から15歳までの、義務教育修了までの子どもが対象で、申請して医療証を受け取ることで、保険診療での自己負担分を助成してもらえます。
自費診療や、入院の際の差額ベッド代、健康診断、予防接種など、また交通事故でのケガなどは助成の対象外となるので、注意が必要です。
離婚や死別・その他定められている理由によってひとり親で子どもを養育している場合に、医療費の助成が受けられる制度です。18歳になった最初の3月31日までの子ども、または20歳未満で中度以上の障害をもつと認定された子どもが対象です。
保険医療の自己負担額の一部または全額が助成されます。世帯の所得によっては、助成対象外となる場合があります。
住環境が良く、住みたい街として人気の目黒区は、少子高齢化が進む昨今の日本でも人口は増加傾向にあります。
目黒区の住民基本台帳によるデータでは、2017年4月現在の目黒区の総人口は275,278人、世帯数は153,955戸と、前月比1,000以上のプラスの数字になっています[1]。
世帯数と人口を単純計算すると、1世帯当たりの人口が1.8人前後となり、単身者だけでなく家族住まいの世帯も多いことがわかります。
また、中でも東山2丁目や八雲、柿の木坂、下目黒5,6丁目の世帯当たりの人口が高く、ファミリー層に人気の地域となっています。
日本ポスティング協同組合の調査によりますと、目黒区の世帯数119,479件の内、一戸建ては34,104戸、集合住宅は82,514戸、長屋・その他は2,861戸となっています。
駅周辺は高層マンションも目立ち、集合住宅の割合が多いかと思いきや、意外と一戸建ての件数が多いのに驚かれるかもしれません[2]。
中でも、洗足や南、大岡山、八雲、東が丘などの一戸建て件数が多く、集合住宅に迫るほどの割合数となっています。
こうした高級住宅街は落ち着いた雰囲気で住みやすく、一戸建ての注文住宅を建てる際にも適したエリアとして人気です。
いつかは一戸建てを持ちたいと思ってはいても、なかなかまとまった資金が用意できないと踏み切れないものです。資金を溜めるまでは賃貸で我慢という人も多いでしょう。
しかし、目黒区の賃貸物件の家賃相場は高く、目黒区で賃貸物件に住み続けながら資金を貯めるのは容易ではありません。
目黒区の賃貸物件の家賃相場は、単身者が住むワンルームや1Kでも8万円~9万円ほど、夫婦や家族で住むための2DK~3LDKともなると、家賃相場は15万円~25万円ほどにもなります。
神奈川や東京都下なら、同じくらいの広さで10万円ほどの家賃で済む物件も多いので、一戸建てを建てるために、目黒区で賃貸に住み続けるのは得策とは言えないかもしれません。
それに対して、目黒区で一戸建てを建てる場合、土地単価は一坪300万円前後と、同じ東京23区の品川区や世田谷区と比べても比較的高めですが、需要や資産価値が高いので後々まで大切な資産として受け継ぐことができるでしょう。
さらに注文住宅で一戸建てを建てる場合、総費用は安くても7,000万円、面積が広ければ1億円を超えることも珍しくありません。
非常に大きな買い物ではありますが、目黒区で中古のマンションを購入する場合は、5,000万円~7,500万円ほどが相場となるため、好きなように設計してもらえて長く住み続け、不動産運用としての価値が高い一戸建てのほうが、さまざまな面において利用しやすい資産となるでしょう。
目黒区とひとくちに言っても、最寄り駅や地区によってその雰囲気は大きく異なり、単身者の住む賃貸物件の多いエリアと、一戸建ての多い高級住宅地では住やすさにも違いがあります。
飲食店やビルの多い賑やかなエリアに住むか、緑の多い閑静な住宅街に住むかは、目的や生活サイクル、好みなどによって分かれますが、やはり家族で長く住み続けることを考えれば、落ち着いた住宅街に居を構えたいところ。
第一種低層住居専用地域ならば、高層マンションや高い建物がないので一戸建てでも日当たりが良く、静かな住環境を手に入れることができます。
目黒区で一戸建てを建てるのなら、地域、立地にもこだわりたいですね。
ご紹介したデータをもとに、一戸建ての多い地域などを参考にして立地を検討してみてください。
特定地域の住環境について調査・研究をした『既成市街地住宅地の個別更新における空間改変と住環境諸要素の関係性の研究』[注1]では、目黒区を代表とする「地域に対するイメージが定着しているエリア」について言及されています。ここでは、こうした独自のイメージを持つエリアでは、住む人や建物が変わったとしても以前の過ごしやすさを維持し、良い方向へさらに好循環が起きることが示唆されているのです。
目黒区は昔から住宅地として注目されてきたエリア。論文では、目黒区の特定地域に対する調査を行い、住宅地の環境に影響を与える「街路幅」「緑化」などについての研究結果が報告されています。
これによると、目黒区は計画的に整備・街区形成された地区もあり、街路も広い道幅が確保されているとのこと。広々とした道路は、暮らしやすく、交通の便が良いことの証しでしょう。また、目黒区の住環境の良さを挙げるうえでは「緑化」も特徴。街路樹をはじめとした暮らしの中に溶け込む緑は、街の景観をよくし、人々に安らぎを与えてくれるものです。さらに、目黒区では緑化計画について「目黒区みどりの条例第15条から18条」の条例を定め、積極的に緑化を進めています。一定基準の樹木等を伐採するときには樹木の保全協議が必要になるなど、今ある樹木の保護も盛んです。
このようなことから、目黒区は「今、住みやすい」というだけでなく、今後も長きに渡って住みやすい街であり続けるのではないかと予想できます。
目黒区は、「魅力的な街」のランキングでも、全国4位、都内では3位という高ランクをマークしています(2016年10月時点)。このデータは不動産情報サイト「HOME'S」を運営している株式会社ネクストの社内シンクタンク「HOME'S総研」の研究、「センシュアス・シティ・ランキング」[注2]によるもの。「センシュアス・シティ・ランキング」は、「感覚」「五感」に訴えかけてくる街の魅力を数値化して、ランキングにしようという試みです。
「センシュアス・シティ・ランキング」の評価は、「ロマンスがある」、「食文化が豊か」、「街を感じる」、といった合計8つのポイントで構成され、それぞれの評価点から作られています。この評価で目黒区は、すべてにおいて50点以上の得点をマーク。特に高得点なのが「ロマンスがある」と、「街を感じる」の2点です。「ロマンスがある」は、「素敵な異性がいる」「デートに行ったことがある」といったこと、「街を感じる」は、「活気のある街の喧噪を心地よく感じた」といったことが具体的な例として挙げられています。
目黒区には昔ながらの元気な商店街が残っているのと同時に、デートにも適した飲食店もあり、イベントなども開催されています。利便性の高い都心部でありながら、閑静な住宅地は、住みやすく、居心地の良い街だといえるでしょう。このようなことから、多くの人の支持を得て、都内3位という高評価につながったのだと考えられます。
中目黒というと、高級マンションが立ち並んだ富裕層が住むエリアだと感じている人が多いでしょう。たしかに、中目黒の家賃相場はワンルームで8万2千円、1LDKで15万円前後と比較的高め。そのため、経済的に余裕がある人にとっては住みやすいエリアとなっています。
また、落ち着いた雰囲気で美味しいお店も多く、若い人からファミリー層に至るまで幅広い人気を誇るエリアでもあるでしょう。東横線と日比谷線の交わる目黒駅は利便性も良く、通勤・通学、おでかけの際に便利です。
駅周辺は再開発が進んでおり、公共施設や商業施設が多く建てられています。一方で、娯楽施設は他のエリアと比べると少なめです。
落ち着いた雰囲気のある祐天寺は、都心でありながら静かに暮らせるエリアであるため、住みやすいエリアとして人気が高いようです。駅周辺には商店街や飲食店が並んでおり、にぎやかさはあるものの酔っ払いが騒いでいたり、ケンカをしている人がいたりといったトラブルはほとんど見かけません。昔ながらの飲食店も多い庶民的な雰囲気が漂っているので、穏やかに暮らしたいという人にあったエリアです。
駅から少し離れると住宅街があり、こちらも静かで落ち着いたイメージがあります。ほかのエリアと比べて犯罪件数も少なく、女性の1人暮らしや子育て世帯でも安心して生活できるでしょう。
祐天寺にはスーパーや商店街はありますが、ショッピングモールなどの大型商業施設は少ないようです。日用品の買い出しには困りませんが、さまざまな物を購入するのには向いていないかもしれません。ただし都心へのアクセスは良いので、ちょっと足を延ばして買い物を楽しむのも苦ではないでしょう。
都内屈指のファッションタウンで、スイーツの名店が立ち並んでいるため、特に女性からの人気が高いようです。街の雰囲気もとてもおしゃれなので、歩いているだけでもワクワクしてきます。ただし、このエリアはおしゃれなだけあって、ちょっとコンビニに行くだけでもTシャツとジーパンのように気軽な恰好では出歩きにくいかもしれません。服装に気を使う必要があるので、流行に敏感でおしゃれな人におすすめです。
また、自由が丘は築古物件でも家賃が高めに設定されており、家賃相場は1DKで8.5万円程度となっています。スーパーや飲食店の物価も高いため、金銭面で検討する必要があるかもしません。
個人商店やカフェが多く、活気のある商店街が駅周辺に広がっています。商店街とは反対側の出口方面は、小さなお菓子屋さんや居酒屋があり、庶民的なイメージのあるエリアです。全体的にセンスの良いお店や建物も多く、おしゃれな雰囲気と庶民的な雰囲気が混在しています。平坦な道が続いているので、自転車で移動するのも楽です。
そんな学芸大学の家賃相場は1DKで9万円程度となっています。1人暮らしとなるとやや高めですが、2人で暮らすぶんにはそこまで負担にならないでしょう。
また、駅には東横線が通っており、都内へも横浜へもアクセスしやすいでしょう。利便性が高いため、お出掛けや旅行が好きな人も暮らしやすいエリアといえます。
素朴な雰囲気と洗礼された雰囲気のバランスがちょうどいい都立大学は、はじめて東京で暮らす人にとって住み心地が良いエリアでしょう。駅には東横線が通っており、各駅停車の駅ではあるものの、渋谷までは10分程度で行けるので交通アクセスは良いです。
また、駅周辺には24時間営業のスーパーや飲食店が並んでいるため、仕事が遅く買い物に行く暇がないという人や外食中心の生活を送っている人も快適に暮らせるでしょう。犯罪件数も少なく治安が良いエリアでもあり、駅の北側には交番もあるので何かあった時も安心です。
ただし、周辺駅である学芸大学や自由が丘と比べて、家賃相場がやや高くなっています。物件のタイプとしては、単身物件やファミリー物件が多いでしょう。