このページでは目黒区の土地の価格や坪単価について解説します。
「住みたいまち、住み続けたいまち、目黒」がキャッチコピーの目黒区。
東京23区の南西部に位置する地区で、中目黒や自由ヶ丘など、おしゃれで憧れのイメージがある地域です。魅力的な街の多さや、有名大学や様々な公園、体育施設、美術館やホールといった文化度の高さ、都心へのアクセスの利便性が人気を高めています。
平成27年4月1日の時点で、人口は27万525人、東京都内では15番目に多い数値です。5つの2級河川が流れ、目黒川は桜の名所として知られています。都市の利便性だけでなく、自然に恵まれたエリアです。
2016年における目黒区の土地価格相場は、
●坪当たり274.4 万円
●単位平方メートル当たり83.0 万円
となっています。
価格相場は1年前と比べ18.5 万円増(+7.2 %)となっており、増加傾向にあります。10年前と比べると3割近く上昇しており、居住ニーズの高さが読み取れます。
特に、駅から徒歩6分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加しています。
目黒区において土地の相場が最も高いのは、三田の坪単価 355.4 万円(107.5 万/平方メートル)です。一方、相場が最も低いのは、大橋の坪単価 148.7 万円(45.0 万/平方メートル)です。
近年の取引で特徴的なのは、専有面積が60平方メートル未満の中規模物件が増えていることでしょう。
目黒区は住みやすさや治安、安全面を考慮すると、都内の中でも総合的に住みやすい地域です。
しかし、一般の住宅地の平均地価が1坪274万円と高いため、所得によっては住みやすさの面でマイナスになる部分も見られます。
ですが、土地そのものの話をすると、目黒区は武蔵野台地の東部に位置し、区内のほぼ全域が台地で覆われています。関東ローム層という火山灰土で覆われているため、地盤がしっかりしており地震に強く、住宅の地盤としては最適な土地です。
例外として、台地の側面が低地側に傾斜している地域、および低地の谷底部分では、住宅建設の際に基礎補強工事が必要になる場合もあります。また雨水や地下水の影響で、地盤が軟弱になっている可能性があります。
目黒区という土地に憧れを抱きつつも、土地の価格が高めであるため、戸建てを考える場合、20坪以下の狭小住宅が現実的な選択肢といえるでしょう。
目黒区の中でも上目黒・恵比寿・自由が丘は人気エリアで、地価も高騰しています。特に恵比寿は変動率が+7.22%、地下平均価格が約251万円でした。上目黒エリアはおしゃれな雑貨屋さんやクラフトマンショップ、近年では高架下に飲食店街が入り、楽しめるスポットがたくさんあります。おしゃれだけれど気軽に楽しめるほか、公共交通機関のアクセスが良いのも魅力的!桜の名所、目黒川や日本文学館など、自然豊かで文学施設が多いのが特徴でしょう。目黒区の人気エリアは通勤・通学もしやすく、自然との調和が取れた住み心地の良い場所が多いようです。
目黒区は教育施設が充実しています。公立小学校でありながらも、各学校で充実した教育カリキュラムが組まれているため、子どものうちから充実した環境で学べるでしょう。目黒区内に大学も多くあり、小学校から大学まで徒歩や自転車圏内で通えるのも魅力的。また、学芸大学や駒場大学エリアは、土地価格が70〜80万円ほどと、目黒区のいちばん人気エリアと比べてリーズナブルで購入できます。都心部へのアクセスもよく、駒場東大前は渋谷へ徒歩圏内です。教育環境の良さだけでなく、利便性が高いのが目黒区の良いところでしょう。