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注文住宅を建てたものの、「不便だった」「お金が余計にかかってしまった」と多くの方が感じられている間取りの失敗例をご紹介します。
「収納スペースや容量が思ったよりも少なく収納に困った」というのが、一番多く挙がっている失敗ポイントです。
間取りやデザインにこだわったために、物と収納スペースのバランスが取れていなかったというケースが多いようで、特にお子さんがいらっしゃる場合は成長に合わせて収納スペースが必要になりますので、十分に確保しておきたい所ですね。
各部屋に十分な収納スペースがあるか、今ある物と将来増える分を合わせて慎重に計算しておくことが必要でしょう。また、機能的な収納スペースを確保すると、空間を有効に活用することが可能です。
例えば広くて使い勝手の良いウォークインクローゼットをランドリールームに設けることで、各部屋に設置する衣類を収納するためのスペースを節約することができます。
リビングや特定の部屋の隣にトイレを設置してしまったために、来客時に不便だったという点も多くの方が感じられている失敗点のひとつです。例えばプライバシーを確保できない、臭いや音がリビングやダイニングに筒抜けで気になってしまうといったことがあります。
リビングやダイニングの近くかつ、どの部屋からも自由に出入りできる場所に設置するの良いでしょう。
意外と盲点なのがコンセントの位置と数です。例えば電化製品の使用が集中するキッチンでは、電化製品を設置した場所からコンセントが届かない、電化製品に対してコンセントの数が圧倒的に足りないといったことがあります。
また、有線のインターネットを利用する場合に、パソコンをよく使う部屋にLANケーブルを差し込む所がない、ケーブルが届かないといったこともあります。
事前にどこにどんな電化製品を置くかあらかじめ決め、コンセントの位置や数を把握しておきましょう。バリアフリー化する予定がある場合は、車いすなどにコードが引っかからないようコンセントの位置を高めに設定しておくことをおすすめします。
広いキッチンに憧れる方は少なくないようですが、広く取りすぎると機能性が下がってしまい、動線が悪くなります。特に対面キッチンやアイランドキッチンは来客時には見栄えが良く便利ですが、間取りによっては動線が悪くなってしまうことが多いので、慎重にご検討ください。
キッチンは冷蔵庫からシンク、コンロそれぞれの距離が2、3歩以内に収まるようコンパクトに設計しますと、動線が向上し使い勝手が良くなります。中でもコの字型のキッチンは機能性が高いと言われておりますので、ご参考ください。
明るさを確保できる上、開放感があるため吹き抜けを取り入れる方は少なくありませんが、必然的に1階と2階同時に冷暖房することになってしまうので光熱費がかかってしまいます。
空気の循環をしっかり考慮し、効率良く冷暖房できるよう設計する必要があります。この点で吹き抜けを取り入れる場合は、吹き抜けの建築を多く手掛けている実績の多い業者にご相談することをおすすめします。
機能的で住みやすい間取りに設計するため、注文住宅を建てる際にはご紹介致しました。情報をぜひご活用ください。